ロックでは必要不可欠な楽器として扱われているギターですが、ジャズでは主にリズム楽器として扱われています。
ジャズでよく用いられるのはいわゆる「ハコ物」(アコースティックギターやエレアコのように、ギター本体の空洞で音を反響させることができる)ギターです。木質やメーカーによって音がかなり異なることもギターの魅力のひとつだと思います。
和音と旋律を同時に奏でられるのはピアノと同様で、1940年代まではピアノ、ベースとともにリズムセクションの要としての役割を果たしていました。また、70年代に起こった電子ジャズ、フュージョンの進化の流れの中では、中心的楽器として扱われ、今もなおそのポジションに据えられています。
しかしながら、ことジャズにおいてはピアノほど花形ポジションを獲得できていません。それは、右手と左手が調和して初めて音が出るギターという楽器の性質上、高いレベルでのコントロールが非常に難しいとされるからかもしれません。確かに長いジャズ史で考えてみても、貢献したとされる名ギタリストの数は多いとは言えないですね。
ジャズの味を損なわずにギターを演奏できる奏者は今も決して多くは無いようです。ジャズ通の中には「ギターが無いほうが良い」と言う人もいるとか・・・
とはいえ、ケニー・バレルやウェス・モンゴメリー、ジョン・スコフィールド、パット・メセニーなどは、実際に名プレイヤーとして知られています。一度聴いて確かめてみることをおすすめします。